一人旅は、いつも自分を見つめ直すとき。一生忘れられないローズの世界へ。

こんにちは、世界で美しく生きるフィロソフィーをお伝えしている

中川チカです。

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前回までのあらすじは、世界最高峰のローズを求めて、

ブルガリアへの旅決め、情報を調べてみたものの、細かい情報がどこにもない。

 

という壁にぶち当たり、

一か八か、かけてみる。と決めて、直接現地、ブルガリアへ一人向かったお話でした。

 

まだ、読んでない方は、良ければ読んでくださいね^^

 

↓↓

リアルな体験こそが、あなたの世界観をつくりあげる。いざ、世界最高峰のバラを求めてブルガリアへ

 

 

ブルガリアでダマスクスローズが開花する時期

 

聞き込みを開始して、わずか数分。

言葉が通じないのものの、

タクシーのおじさんにローズ畑の写真を見せると、

静かな面持ちで、「わかった」という表情。

 

 

タクシーはゆっくり走りだす。

まだ咲いているのかな、ローズ。

 

 

と不安に思いながら、窓の外をじっと眺めていると

走りだして、数分でタクシーがとまった。

あれ?もう着いた?

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カルロヴォの中心地からわずか車で数分。

 

「来てよかった。」

 

この風景を前に、久しぶりに、心がふるえるほど感動して、

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一人声にならない声を心中で叫びながら、

写真をとるのを忘れて、見とれてしまった。

 

 

ダマスクスローズの香りは、天に立ち上っていくのではないかというほど、

つよく、そしてやわらかく、甘い香りを放つ。

 

どこまでも広がるローズ畑

少しわかりづらいけれど、

写真のようなローズ畑がずっとずっと、どこまでも広がっている。

 

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正面に大きな山があり、空気はひんやり。

なるほど、だからか。と納得。

 

最高品質のローズを生産できるのは、

土地、空気、水、どれをとっても汚れていないから。

 

 

香りが村を彩る風景。

どうしてもリアルに嗅いでみたかったこの香り。

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ひとつひとつ区画されて整備されたローズ畑をイメージしていましたが、

雑草、花々、いろんなものに取り囲まれるようにして咲き乱れています。

たくましい。

 

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写真をぱちぱち撮らせていただいていると、

管理人さんらしき人がやってきて、

 

「そんなにローズが好きなら、もっとローズがあるところへ案内してあげよう」といって、

畑の奥へ奥へと歩きだしました。

 

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数分後、

「お土産に」と言って、棘にさされながらたくさんローズを摘んでくださいました。

なんて優しい人たちなのだろう。

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ブルガリアに来てからというもの、数えきれない人たちに助けてもらって、

ただただ、人の素朴さと、優しさと、親切さにふれて、心が温かくなる思いを何度も経験した。

 

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旅にでると、それも一人で旅にでると、

より鮮明に記憶が残るのは、私だけではないと思う。

向田麻衣さんが本の中で書いていた言葉を思い出した。

 

 

美しいものを見るときは、決まっていつもひとりのときだと気づいたのもこのときだった。

 

 

だから一人旅はやめられない。

 

ローズの花束をもらう幸せ

 

ローズの花束をもらうことは、女性にとってこのうえなく幸せなこと。

まさか、ブルガリアでローズの花束をいもうらうとは・・・

畑の管理人さんと、

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タクシーの運転手さんも加わり、

 

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「さぁ」

と言って手渡しくれた。

袋いっぱいのバラ。

 

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そして、おもむろにカッターを取り出して、

花束までつくってくださった。

 

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ここは、時間のながれも、私が暮らしている場所とはちがっていた。

 

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「ありがとう」を何度いっても足りないくらい

どう感謝していいかわからない中、

なにもなかったように、さっそうと戻っていく二人のおじさんの後姿をみて、

いつまでも、心に温かみのある人でありたいと思った。

 

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ローズは、ドイツに持ち帰って、

数日後に開催した講座でみなさんにも嗅いでいただきました。

 

数日たったあとでも、

「とってもいい香り!」

とみなさん感動されてました。

 

 

そして、家に持ち帰り、ドライフラワーにしました。

最後まで大切に使わせていただきます!

 

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ブルガリアで出会ったみなさま、本当にありがとうございました。

滋賀県生まれ。東証一部上場企業の営業職を経て、タイ王国を代表する企業、タイ国際航空へ転身。4年間のバンコクベースを経て、ドイツのオーガニックコスメ好きが高じてドイツ・フランクフルトへ移住。 世界98カ国、274都市に就航する欧州メガキャリアにて5年間、国際線の客室乗務員として従事。2017年に日本へ帰国し、夫と時色株式会社を設立。

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