情熱に生きる。彼女がアメリカにいくと決めた理由
わたし、今年には今の仕事を辞めるの。
「アメリカに行くわ。my heart is in Disney
だって私の心はディズニーにあるから。」
そう語る彼女を見て、思わず感動して
抱きついてしまった。
ドイツ人の友人の彼女は27歳。
数年前、フロリダにあるディズニーランドの
ドイツ館という場所で働いていた。
ビザがきれて、ドイツに戻り
こっちでもともと、
興味があった仕事に就職した。
今の仕事を楽しんでいるし、待遇だって、福利厚生だって、
お休みの多さだって、申し分ない。
だけど、ずっと忘れられなかったんだ、と言っていた。
「わたしは、フロリダのディズニーで働いていたとき、
こんな経験を人生で、できるなんて、と心が震えるような
毎日を過ごしていたわ。
ディズニーには世界中から人がやってきて、
中には、人生に苦しんでいたり、葛藤していたりする人もいる。
でも、ディズニーに足を踏み入れた瞬間、
私たちは、「彼らの人生の美しい瞬間」に立ち会うために、
全力で心から触れ合っていた。
周りの人に言ったら、
「何考えているの?」
「そんな、いい待遇の仕事を捨てて、しかもアメリカ?
トランプ政権よ!どうなるか、わからないわ」
って、全力で反対された(笑)
私の両親は4歳で離婚していて、
もう別に住んでいるんだけど、
その二人からも、猛反対。
何考えるの?って
でも、言い返してやったの、
「だから?」って
トランプがどうとか、アメリカはどうとか、
ドイツは安全で、保証もしっかりしていて、
年金の心配も、保険の心配もない、
だけど、人生って、「いい(素敵)なことばかり」を
求めようと思ったら、絶対に逃げ腰になって、
自分の心になんて、そって生きれるわけがない。
そうではなくて、
「人生で、どんなことが起きても、いつもそこから学んでやる」
って、正々堂々と立ち向かえば、
別に、どうってことないのよ。
結局、
「いいことしか起きてほしくない」
「大変な目には、あいたくない」
「できれば、楽に稼ぎたい」
「安心できる人生を手に入れたい」
そう思っている人がいかに多いかってこと。
そんな人から見たら、
わたしは、単なる「おバカさん」だけど、
でも、わたしは、自分が自分の人生をコントロール
する、「おバカさん」でいたいの。
安全で安定な人生を生きるのがいいよと
「なんとなく漂よっている社会の空気」に
流されてるよりはね。
怖くないかって?
もちろん、すっごい怖い!!
だって、何が起こるか、予想がつかないでしょ?
だから、あなたに話している間も、
心の中では、いっぱい葛藤してるわけ、
本当にいいのか?やめて後悔しないのかって。
でも、頭の中の、恐ろしいイメージは、
結局、みんなただの「イメージ」でしかなくて、
まだ、何一つ、起こってない。
そして、心配してることって、
案外、起こらないことが多いわ。
今、グリーンカードを申請中よ、
フィフティー、フィフティーってとこ。
アメリカは、とっても美しいの、
この国に住んでみたいと思ったとき、
一人で、あの広大な国を一周したの。
大都会と、雄大な自然が混ざり合って、
それは、それは美しい国よ。
***
彼女と話していて、
一番、心に響いたのは、
「人生からいつも学ぶ」と決めている
彼女のあり方。
誰しも、自分の人生に辛いことや、
大変なことや、面倒くさいことなんて
起こってほしくないって思うのは、
本能レベルで生存欲求が働くから、
ある意味、仕方がないこと。
でも、
そう思っている限り、とめどなく
安定を目指す人生になる。
節約、貯金、安定した仕事
必死で、守ろう、守ろうとすれば
するほど、
ちぢこまってしまう。
そして、人生そのものを、
安定を守るために生きるという
結果を招いてしまう。
わたしだって、同じ。
挑戦するときは、いつも怖いし、
うまくいかなかったら?
失敗したら?
後悔したら?
そんな思いに占拠されて、
身動きがとれなくなることが
なんて、多いことか。
でも、だからこそ、
響いた。
何が起こっても、
そこから学んでやるっていう
彼女のあり方は、
挑戦したい私たちの背中を
ぽんっと押してくれる気がした。
大丈夫、何が起こっても、
あなたが解決できることだから、
起こり得る。
あなたのハートが震えるところに
あなたの道がある。
もしかすると、
「真の安定」は、冒険した人にしか
与えられない宝物なのかもしれない。
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