Day7 はじめてヒンドゥー教を知りたくなったアンコールワットへの旅
その日の夕方、わたしは、日本からバンコクへ来るコンサル生の方とスラサックという駅で待合せをした。
彼女は、アートが好きだということだったので、スラサックの近くにアートギャラリーがあると知り、さらにヒンドゥー教の寺院があると書かれていて、界隈をウロウロしてみる予定だった。
バンコクは、5月の猛暑であったけれど、そろそろ雨季が近づいていて、その日の夕方も突然のスコールが降った。
二人で散策は断念して、カフェとマッサージに行った後、夕飯はSALADEEへ。
ここは、野菜ソムリエであり健康料理を伝えている青澤さんのお店。青さんとの出会いは、バンコクに暮らしていた10年ほど前に、野菜ソムリエを学んでいたときにさかのぼる。
青さんの旦那さま、お兄さんと私たちは呼んでいるが、お兄さんは会計士で、日本からタイへ進出してきた日本企業のコンサルティングなどを手がけおられて、いつも世界を旅している話からタイのローカルな場所の話まで、話題が豊富。
この日も、青さんご夫妻が、モロッコを旅してきた話を聞かせてもらい、さらには、伊勢神宮や奈良の明日香京の話に展開していった。聖地や神仏が好きなのだなと感じて、私も故郷の滋賀県にある観音様の話をさせてもらった。
すると、「何か熱いものがあるね」とお兄さんが一言。子供の頃から、湖北という地域に生まれ育ち、至る所に神社やお寺、そしてお地蔵さんがいることが日常だった。
自転車で通り過ぎる時には、頭を下げたり、時には降りて拝むことが、ごくごく普通の光景。わたしも、当たり前に祈りがある日常にいた。
大人になり、他の国を旅するときも、自然と教会やお寺には足が向き、そこで人々が祈りを捧げている光景を見ると、心が静かになり好きな過ごし方だった。
インドあたりの女性の神様に関係がありそうだね
みんなたくさんのお酒を飲んでいたので、お兄さんが言っていることが冗談であるのだろうけれど、なんだか嫌な気持ちがしなかったので、家に帰って、ヒンドゥーの神様について少し検索してみてみた。
ちょうど、お店に来る前、ヒンドゥー教の寺院に行ってみようとしていたところだし、今までヒンドゥーの世界は、私にはあまりにも馴染みがなくて、不思議と好奇心をそそられたから。
調べてみると、実にいろんな神様がいる。お兄さんのお友達で在タイ30年という女性が、ふと、
「マーヤー」ね。
という言葉をつぶやいておられたのを思い出して、「マーヤ」と打ち込み検索してみると、こんな記述があった。
ヨガでは、マーヤという言葉があります。(サンスクリット語で幻想という意味になります)
この世の中は幻想の世界であり、神の世界から人は遊びに来ているという思想です。
その神の世界から遊びに来ている世界、それがこの世界(幻想の世界)であるということです。参照 Engage Yoga
これまた、時空が前後するが、八ヶ岳の麓、原村にあるカフェ「K」で、夫が面白そうに読んでいた本があった。
「あの世に聞いた、この世の仕組み」という本で、書いている著者名が記憶に鮮烈に残る「雲黒斎うんこくさい」
その本を日本を出発する前に、わたしもアマゾンで読んでいたせいか、このマーヤーの概念が、抵抗感なく、すっと理解できる感覚だった。
この数日後、わたしたちは、カンボジアのシェムリアップへ向かった。アンコールワットを見れればいいなくらいの気持ちで向かった旅先だったが、実は、アンコールワットがかつて、ヒンドゥー教の寺院であったことを知ったのは、この時がはじめてだった。
仏教寺院とばかり思っていたが、仏教寺院として使われるようになったのは、ずっとあとのことなのだそうだ。
ここに来て、妙にヒンドゥー教との接点が増えるなぁと面白くなってきた。シェムリアップの村にある「The Beige」という宿泊施設に泊まることになったのも、バンコクで偶然にも尊敬する知人がバンコクに滞在しているタイミングと私たちのタイミングが重なって、2年ぶりに再会したことが大きかった。
僕と同姓同名の人がシェムリアップで、ホテルを運営していて、この間、行ってみたけどすごく良かったよ。
もともと、3年ほど前に、その話を聞いていたけれど、今回はタイミングがすんなりはまり、2泊することになった。
そのホテルで、貸してもらった漫画が、「アンコール・ワットのサバイバル」
夜になると、外は静寂に包まれる。テントの中のオレンジ色のランプの下でソファーに横になりながら、漫画をめくる。
クメール王朝やアンコールワット、そしてヒンドゥー教のことを知るのに、とてもわかりやすくて、特に、8世紀、クメール王朝は、世界最大の王朝であったことに驚いた。
世界最大の都市が、8世紀には、現在の東南アジアと言われる地域に存在したことに驚きながら、アンコールワットは、当時30年かけて建設されたが、その技術は未だ解明されていないという。
現在の技術で作れば300年かかると言われている。クメール王朝のすごさを感じて、より、この街を離れがたくなってしまった。
八ヶ岳で2daysワークショップを開催
夏の八ヶ岳に遊びに来ませんか?
- 2019年7月27日(土)13時から20時(予定)
- 2019年7月28日(日)09時から16時(予定)
長野県の八ヶ岳の麓に移住して6ヶ月が経ちました。空気と水、そして山々が美しいこの場所で、夏の二日間合宿(八ヶ岳の麓で一泊)でワークショップを開催します。自分を見つめ、自分を知り、自分らしく生きることの楽しみと喜びをみんなで一緒に発掘します。
定員は、5名。講師は、中川知香と中川正道が担当します。
詳細は下記、メルマガにて先行でご案内します。
募集は6月末を予定しています。
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