Day1 雨と緑の匂いがムンムンする5月のバンコクへ

雨と緑の匂いがムンムンする5月のバンコク、
最近のバンコクは過去にも増して、タクシーのおじさんが、
渋滞を嘆いている。一人のときは、いつもお世話になるAirbnb@プロンポンエリアへ。

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窓が開けれて、その景色がぼろレトロでお気に入りの滞在ホテル。

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オーナーのJaneは、タイ人で古いレトロな建物を彼女のセンスでリノベしている。面白いのは、7部屋あって、どの部屋にも色がある。これまで、グリーン、イエローと泊まり、今回はピンク。タイでは、曜日ごとに色があって、その色を反映しているのだとか。

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1Fのエリアは、Janeの友達がタイでは、まだ少し珍しい
オーガニックとサステイナブルをテーマに、体にところんいいいものを提供するRaw&Realというカフェとショップを作っている最中。

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タイの地方で、かつて王様プロジェクトで製品を作っていたグループと話をしながら、商品開発もしていて、小さくゆっくりと進めていきたいと聞いていたからだろうか。

半年後に訪れた彼女のショップはさらに、タイのアンティークや古着なども加わり、緩やか進んでいて、なんだか嬉しかった。

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やりたいことは、小鳥の歩みでもいいから、やりはじめないとね

という彼女の言葉を思い出しながら、見えない小さな一歩が重なって、ある日、描いたことが目の前に現実として現れる。

それしか、やっぱり、やりたいことを叶える方法はないよなぁと思う。

頭の中で、未来を想像するのも大切だけれど、同時に今、ここで、できる小鳥の歩みを淡々とやることができれば、叶わないものはないのかもしれない。

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外に繰り出し、1日目のバンコクがはじまる。ワゴンでおじさんが売る観葉植物は、さっきまでの雨を浴びて、生き生きとして見える。

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日本から、本を持ってきたけど、すべて飛行機で読み終えてしまい、各国の古本を扱うお店へ。圧倒的に日本語の本が多いのも、駐在している人たちが帰国のときに売りに来るからだろう。

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今回は、「パンダ」という本を手に取った。

著者は、プラープダー・ユン。パンダのようにぽっちゃりとして、目の周りは取れないクマで黒い。自分自身をパンダのようだと揶揄しながらも、タイの社会についてガツガツツッコミを入れる。タイ人の人の書く本を読むのは、初めて。小説も普段あまり読まないので、旅の間にゆっくり読んでみようと思う。

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いつも、プロンポンに来ると寄る、オーガニックの野菜をタイで生産し、レストランもすごく美味しい、SUSTINAへ。

このお店のドリンクは、カラフル。バタフライピーの茶葉で色がでて、それにファームでとれた巨大レモンのスライスを入れることで、この絶妙な色合いが出る。

そこにオリジナルのジンジャーシロップを入れて、炭酸水で割るこのドリンク。自分がお店を出す日が来たら、このシリーズは、地元のジンジャーでぜひ再現してみたいなと密かに思っている。

滋賀県生まれ。東証一部上場企業の営業職を経て、タイ王国を代表する企業、タイ国際航空へ転身。4年間のバンコクベースを経て、ドイツのオーガニックコスメ好きが高じてドイツ・フランクフルトへ移住。 世界98カ国、274都市に就航する欧州メガキャリアにて5年間、国際線の客室乗務員として従事。2017年に日本へ帰国し、夫と時色株式会社を設立。

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